2022年の4 桜も満開、社会人1年生の季節です。
今どきの新入生は、生まれた時からネットがあり、PCでゲームで遊び、twitterやInstagramで情報を集めるのが普通の生活感覚です。
当然プライベートなメールアドレスも持っている訳です。
この「当然持っている」と言うことを企業の経営者は認識しておかなけれななりません。
Googleメール(Gmail)は2004年4月1日から始まり、スマホAndroidの普及で強制的に取得しなければなりません。
2019年10月時点での利用者数は世界で20億人と言われています。
どうして新入社員は危険なのか?
会社のアドレス宛てのメールを、自宅のPCや自分のスマートフォンでも読みたいと、個人用アドレス宛てに転送する社員がいるかもしれないこと。ちょっとしたPCの知識がある新入社員なら勝手に転送を設定してしまうかもしれない。
自動転送まではしなくても、「この仕事の続きは自宅でやろう」と、機密情報の含まれる添付ファイル付きメールを自分の個人用アドレスに手動で転送してしまう社員が出てくる可能性もある。こうした行為は、情報漏洩を起こす恐れがあると説明しておこう。
本人は「なぜいけないのか」を分かっていない可能性がある。会社のメールをプロバイダーのメールやGmailなどのフリーメールアカウントに転送することは、社内情報や業務に関する情報が社外のサーバーに保存されてしまうことである。つまり、社内事情や業務で取り扱っている機密の情報を、USBメモリーなどで社外に持ち出すのと同様の禁止行為だと説明すれば、納得してもらえるはずです。
いつからそんな都市伝説の使い方になったのか?
ズバリ「個人ブログ」と「検索サイト上位神話」だと考えます。
1,一人の個人ブログガーが「全てのメールをGmailに転送したら便利が良くなった」と書き、読んだ個人が便利さという名目で「全てのメールをGmailに転送しよう」と実行し、やり方をブログ発信で広めてしまったこと。
何故危険なのかじっくり考えると、コンピューターの世界で一番やってはいけない「一極集中」に該当するからです。
インターネットが生まれた目的は、軍事戦略の観点から「遮断されない通信方法は何か」から生まれた危険分散ネットワークであり、障害が起きても通信できるように研究されたシステム網を忘れてしまったかのようです。
2,検索サイト上位神話」については、検索サイト上位に載るサイト情報は「真実」と思ってしまうことです。
よく閲覧されることと信憑性は別のはずですが、「真実である記事」と考えてしまいがちです。
日本の悪い習慣と言えば、一良い例がメールの添付習慣です。
世界中何処を探しても添付ファイルに大量データーや、見積もり請求書などを送り付けるところはありません。
通常ネットドライブ等の隔離された方法で受け渡すのが本当だと思うのですが。
※メール添付やPPAPについては後日お話いたします。