みずほ銀行が民泊に乗り出したと言う記事が踊る。
1997 第一勧業銀行事件
総会屋に対する利益供与。社内逮捕者11名、自殺者1名、大蔵省にまで逮捕者が及ぶ
1998 富士銀行行員顧客殺人事件
富士銀行の行員が老夫婦を惨殺して金品を強奪。犯人は無期懲役
2002 システムトラブル
システム障害が1か月に及んだ。国会でも炎上
2008 スキャンダル
頭取が路上で女性記者とキスしていた所をタブロイド誌に激写される
2011 システムトラブル
東北地方太平洋沖地震の義捐金をバッチ処理できず。金融庁から改善命令が下される。
2013 みずほ銀行暴力団融資事件
暴力団と融資提携を行っていた事が表に。金融庁から改善命令が下される。
2015 ぎょうせい詐欺事件
ぎょうせい(出版社)の株取引を巡って、元男性審査役と会社員2名を詐欺の疑いで逮捕
2015 準強姦
30代女性が被害
2016 暴行
タクシー代の支払いを廻って運転手に暴行の容疑
2016 システムトラブル
新システムの開発遅延
2017 郵便法違反と詐欺
使用済みの切手の1万5千円分を未使用に偽装して現金化
2017 福岡の金塊購入金強奪事件はみずほ銀行福岡天神支店
ざっくりこれだけの事件で有名な銀行である。
個人的に恨みも何もないが、「みずほ銀行民泊」を聞いて、銀行の使命はなんだろう?と考えたのが始まりです。
銀行の本来の仕事は融資をすることで、融資とは「資金を融通する」という意味です。
利子や預金で貯めたお金を国債、株式のような限られた市場だけで運用するだけでは銀行を名乗る価値がありません。
そのお金をまた血液のように融資をすることが本来の銀行の商いと思う。
最近は「貸したいけど貸すところがない」※俗に言う「銀行は晴れたときに傘を貸して、雨が降ると傘を貸さない」状態の企業が多い。
東芝のような大企業には「危なくても貸す」
このように「貸したいけど貸すところがない」ので、投資のように各銀行は他業種に乗りだしてきた。
「民泊」という新たなビジネス分野への融資という名目で、中小がしのぎを削っている業界に、よりによって外国の企業を応援するのだ。
本来、日本の銀行が日本の企業に投資するのが筋で、「Airbnb」は来て欲しくないのが本音だ。
ビットコインといい民泊といい最近のみずほ銀行は「浅知恵横行銀行」と呼んでは失礼だろうか?
本来は「お金を貸さない銀行」なんて要らないし、それだと、ただのファンドと同じだと思うのは筆者だけだろうか。