親亀こけたら皆こけた
またまた性懲りも無く、「親亀こけたら皆こけた」事件が起こったみたいですね。
2012年のメンテナンス作業ミスによる大規模データー損失事件から6年、ソフトバンク傘下のファーストサーバが展開しているレンタルサーバサービス「Zenlogic」で6月19日から断続的に障害が起きたため、7月6日からサービスを全面停止し7/11には再開し現在監視中だそうだ。
ネットではいろんな情報が飛び交っているが、役所が使ってるのもびっくりだが、890円から最大2万円ほどのサーバーで、最低一日数千万の売上はあるであろうエレコムのような大企業が利用しているとは驚きと同時で情けない。
私は何度もネットサーバーの必然である危険性をいろんなところで話しているのだが、口ではそうですねと言いながら「でも大手だから大丈夫」「何かあっても対応してくれるとおもう」などと理由をつけて理解してもらえない。サーバーはいつか壊れたり障害はつきものであって当たり前で、技術以外の規模や知名度で推し量るべきでなく、ユーザー自身も勉強し危機管理しないといけないとおもうよ。
もともと安いのだから、別会社とも契約しデーター同期させるとか方法はあると思うのだがみんな考えたくない。まるで津波が来るかもしれないが東電がちゃんと非難も含めやってくれるだろうとおもって思考停止させて被害を多くしたのと同じだね。懲りない日本人である。
直ぐに沈静化し、あったことも皆忘れる不思議
しかもこのような障害の場合、大手になればなるほどニュースが沈静化されるが中小サーバー会社が1日でも何かあると「賠償だ!」「最低のサーバー屋だ」「やっぱり信用できない」等とネットニュースや個人ブログでのたまうやからが多く、しかも長期になる傾向がある。東電事故対応と同じように大手だからと言って必ずしも責任を持って賠償まで対応することは無いであろう。(賠償はしないように規約にうたっているのがおきまりです)
AWSやGoogle Cloudが安全?
個人ブログで「AWSを利用する方が結局安く済むと思われます」とか言ってるやからがいるが、ファーストサーバーは企業として既に利用しています。
それでも事故は起きる
ファーストサーバ、「Zenlogicホスティング」でAmazon AWSを採用したサービスを提供
配信元:PR TIMES
2018年4月18日
(PR TIMES) - リリース発行企業:ファーストサーバ株式会社
本当の話
2004年(平成16年)11月 - ヤフー株式会社の子会社となってしまって洛陽が始まった。
これまでクボタのファーストサーバーとして惜しげもなくサーバーに投資してきたが、ヤフー子会社となってあらゆる経費を縮小されたかわいそうな会社である。
退職者もこの時期増えました。例としてこれまで1サーバー収容ドメインを100以内とかに調整していたが、親会社の指示によりサーバー機能アップされずに収容人数を2倍3倍にさせられたようです。
あなた笑えますか
最近の事故や流出事件
2018/1にはGMOインターネットの子会社で、フリマアプリなどを展開するGMOペパボは26日、ネット通販サイト作成サービスの個人情報が、最大で8万9千件流出した可能性があると発表した。顧客のクレジットカード情報のほか、氏名や住所などが漏れた。
2012年4月 データ全消失事故
2014年7 月9日に発覚 ベネッセ個人情報流出事件
安物買いの銭失い
1、先のエレコムの件だが、札二枚投資での損失の方がサーバー代どころではない。当然ファーストサーバーは1ヵ月分の返金で終了。
本来は技術者付専用サーバーを10万で借りたほうが良かったとおもうが、エレコムはそのままこの水準サーバーを借りるであろう。
一度安くしたら高級品に戻れない体質企業が多いためやらないだろう。