以前「働き方改革 おいおい本当か?」と言う記事を書いた。
このことを裏付ける資料で『データブック国際労働比較2016』のデータでは日本の「一人当たり労働生産性」はOECD加盟国中22位で、G7では最下位。働きすぎや過労死することには反対だが、働かず豊かさはほしい事は無理な話ということ。お金はいらないから自分の時間がほしいというのなら、それは実現できそうだ。
日本中が「楽に働いて」「お金も欲しい」「時間も欲しい」と言うのが無理なことは小学生でも分かっている。
よく営業の世界で、「営業成績が良いやつほど、夜は遊びまわっている」のが実体験の現実だった。
そんな夜な夜な飲み歩いても過労死は殆ど聞かなかった。
過労死の大半は、「ノイローゼによる不摂生」「具合が悪いのに休まない」だと思う。不摂生とは健康に気をつけないことなので、具合が悪くなった場合は、すっぱりやめることをすればよい。
営業の時は一件決まればその日は仕事終わり!(マージンが数万円なので)ステーキー食べてバーにくりだしの毎日。
バブルの頃、日本人がなぜあれだけ狂乱した毎日を過ごしたのか考えると、やればやるほど高額なお金が稼げ、その分海外旅行やエステサロンや高級レストランに行くことでメンタルなバランスを保ち、最大の理由は「他の誰かに負けたくない」「今やれるだけやったらそれに見合ったお金がもらえる」の時代だった。実際基本給15万の頃に歩合営業で別に20万は頂いていた。
ずっと働いてるので夜遊び以外はお金を使わなかった。
20代半ばで年収700万になった。
今は、残業は削られ、残業単価も下がり、時として30時間以上はカットされるような「悪魔のサービス残業」になったのだ。
TVで「日本に行きたい」があるが、日本人の勤勉さが良く分かる。そして日本人以外はそれにあこがれると言う番組だ。
こんなこと言うと怒られるが、「日本は生産性が低い」と言われ続け、みんなそう信じ効率を求める。
効率を求めることを「無駄を無くす」のい号令で、実際には「人を無くせば生産性が上がる」と勘違いしているように思える。
日本人が全て同じ政府の『働き方改革』どおりに働いたら、これまで独創的に数々の世界初商品を提供してきた誇りは恐らく、「ほこり」が積もり積もって道を忘れるだろう。そして一律に貧乏になる。東芝残念賞
働きたいやつは、思いっきり働けるような環境は残して欲しいものです。